最近、“居酒屋でお酒を頼まないお客さん”について色々議論されていますよね。
お客さんからすれば『ちゃんと料理を注文しているんだから、文句を言われる筋合いはない!』とのご意見です。しかし、飲食店からすれば『お店の利益のほとんどはドリンクで成り立っているんだからお願いしますよ~』というのがホンネです。
では、飲食店のドリンク原価・原価率とは一体どれくらいなのかをご紹介します。
原価が高い順に並べました。
※あくまでも一般的な市場価格に基づいた金額です。
生ビール 原価 約150円
日本酒 原価率 30%~50%
本格焼酎 原価率 25%~40%
ワイン 原価率 30%~50%
最近バルが流行っていますが、昔は特別だったワインも、今や日常で飲まれるようになってきました。
値決めの方法としては、仕入れ価格2~3倍で販売しているのです。原価率としては、30~50%くらいでしょうか。
仕入れ値が安いワインほど、原価率が低く設定でき儲け対象に。仕入れ値が高いワイン程、原価率は高くなります。
テキーラ 原価率 10%~20%
テキーラをショットグラスに入れて、テーブルに並べてイッキで飲む。こんな光景もありますが、原価はどうでしょうか。
これもテキーラの種類も様々なので、原価率で見ると、販売価格の10~20%位です。
なので、ショットグラスのイッキのみは飲食店側にとっては利益を生む嬉しい光景なのでは!?
カクテル 原価 30円~100円
酎ハイ 原価 約80円
酎ハイとサワーの違いについてはこちらを参照下さい。
http://www.suntory.co.jp/customer/faq/001811.html
ウーロンハイ 原価 20円~30円
もっとも飲食店側にとって利益を生み出すスーパースターともいえるのが、ウーロンハイなのです。
原価は20円~30円。
居酒屋で「ウーロンハイ」を注文した際「ニヤッ」としたらそのスタッフは店長さんかもしれませんね(笑)。