コーヒー豆の鮮度
豆を挽いて入れた時のコーヒーは、あの香りが堪りませんね。しかしコーヒー豆にも野菜や果物と同様に、「鮮度」があるのをご存じですか? 生豆の状態でしたら香りが強く、乾燥した場所に保存すればかなり長持ちします。しかし一度焙煎すると3?10日位を目処に徐々に味が落ちていき、どんどん苦みが増し酸味も強くなったりします。みなさん高いコーヒー豆を挽いたら美味しいうちに召し上がってください。
エスプレッソ
最近はカフェが増えたこともあって、本格的な味わいのエスプレッソを、気軽に飲むことができます。でも、ずらりと並ぶエスプレッソのメニュー、あなたは全部分かっていますか?オーダーするドリンクはいつも一緒だったりして…。色々と試して、お気に入りの飲み物を探してみましょう!
- エスプレッソ(Espresso)
エスプレッソ用にローストされた豆から抽出した、コーヒーのエッセンス。そのまま飲んで濃厚な味わいを楽しんだり、アレンジドリンクのベースに使ったりします。
- マキアート(Machiato)
エスプレッソ等にふんわりと泡立てたミルク等をかぶせたもの。さらに上からエスプレッソを注ぎ、ミルクに絵を描く(マーキングする)こともあります。ドリンクが冷めるのをミルクのフォーム(泡)が防いでくれ、見た目にも楽しいドリンクです。
- カフェラテ(Caffe Latte)
カップにいれたてのエスプレッソ20%、温めたミルク80%の割合で注ぎます。更に泡立てたミルクを少量プラスする店もあります。ミルクがたっぷりと使われているのでリラックスしたい時に…。
- カフェモカ(Caffe Mocha)
エスプレッソにチョコレートと温めたミルクを加えたものです。ココアパウダーやホイップクリームをトッピングすることも。
- カプチーノ(Cappuccino)
エスプレッソに温めたミルク少量と、泡立てたミルクをたっぷり加えたものです。イタリアでは朝食時によく飲まれます。
カフェラテとカフェオーレの違い
普段日常的に飲んでいるカフェラテとカフェオーレの違いをご存じでしょうか?実は、どちらも「ミルク入りコーヒー」を意味し、カフェラテがイタリア語、カフェオーレがフランス語ということなのです。
カフェラテの「ラテ」はイタリア語で「ミルク」という意味で、エスプレッソ(イタリアンローストのコーヒー豆に高い圧力の熱湯を通してつくるコーヒー)に蒸気で温めたミルクを加えたもの。一方、カフェオーレの「オーレ」も同じようにフランス語で「ミルク入りの」という意味で、これはフレンチローストのコーヒーと熱いミルクを同量注いだものです。
また同じミルク入りのコーヒーでも、カプチーノはカップにエスプレッソを注ぎ、上に泡立てた牛乳をいっぱいに浮かべ、シナモンスティックをスプーン代わりにして飲むイタリアンスタイルのコーヒーです。語源は「コーヒーに浮かせたミルクの泡が、カトリック教カプチン修道士が着ているローブのフードに似ている」という説や「修道僧のこげ茶色の法衣と頭巾(カプッチョ)に似ている」という説が由来とされています。
ただ日本ではカフェラテ、カフェオーレ、カプチーノといっても、各お店によってミルクとコーヒーの割合や入れ方にもいろいろ違いがあるようです。