どこで誕生したの?
諸説はありますが、紀元前8000?4000年まで遡るといわれています。
人類最初の文明といわれる、メソポタミアに興ったシュメール文明では既にビールが飲まれていました。当時のビールの製法は、まず麦を乾燥して粉にしたものをパンに焼き上げ、このパンを砕いて水を加え、自然に発酵させるという方法だったようです。また、紀元前3000年頃のエジプトでもビールは人々の間で広く飲用されていました。
日本ではいつから飲まれていたの?
日本にビールが入ってきたのは英米の船が来航してからのこと。
万延元年(1860年)、幕府の第一回遣米使節の一人、玉虫左太夫は初めてビールを飲んで「苦味ナレドモ口ヲ湿スニ足ル」と書いています。それ以前、ペリーが来航した嘉永6年(1853年)に、蘭方医川本幸民は蘭書の記載を見て、江戸の露月町の私宅でビールを試醸したといわれていますから、これが日本でのビール醸造の起源といえるでしょう。
日本人で初めてビールの醸造・販売を本格的に行ったのは渋谷庄三郎。
明治5年・大阪でのことです。
最近は「地ビール」という言葉をよく耳にしますが、これは規制緩和のひとつとして平成6年4月にビール製造免許に係る最低製造数量基準が年間2,000klから60klに引き下げられ、少量でもビールが製造しやすくなったため。全国各地個性あるビールが製造されています。
世界・国内のビール消費量
国別ビール消費量【世界編】
国別の消費量を見ると、やはり人口に比例しているようです。
中国が2003年から11年連続で1位となりました。
また、ベトナム(前年比7.3%増)が初めて上位10カ国にランクインとなりました。また増加率では、上位25カ国のうち韓国(前年比15.2%増)とインド(前年比14.1%増)が2桁増となりました。
日本(前年比1.0%減)は7年連続で7位となりました。
1人あたりのビール消費量ランキング【国内編】
あなたは平均以上?以下?
ベスト3は東京、大阪、京都!そして高知、新潟が続きます。東京は1人あたりビールジョッキ約90杯分。一週間にジョッキ2杯弱を飲んでいることになります。(ビールジョッキは1杯500mlで換算)
出典:ぐるなび
1人あたりのビール消費量ランキング【世界編】
世界で見ると、日本人よりもビールを飲む量が多い国はまだまだあるようです。
おまけ:ビールとおつまみ
ビールにはビタミン、ミネラルが比較的豊富に含まれていますが、ビタミンA、D、Eなどは少し不足ぎみ。これらが豊富に含まれている食物をつまみにビールを飲めば、栄養バランスは十分であるといえます。
忘年会の時期も近くなってきました!
飲みすぎないよう、適量を守り、楽しいビールライフを過ごしてください!
※お酒は二十歳を過ぎてから!