「お茶」
ペットボトルのお茶じゃなく、きちんとお茶を淹れて飲みたい、という気持ちになった時。
いざお茶を買いに行くと「玉露」「煎茶」「番茶」「ほうじ茶」「抹茶」などいろいろなお茶があって、どれを選んだら良いのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか?
出典 大内茶園
お茶の種類は製法の違い
お茶の多くは「チャの葉」から作られます。
この「チャの葉」から作られるものには、「煎茶」、「玉露」「番茶」「玄米茶」、「烏龍茶」、「プーアル茶」、「紅茶」などがあります。
出典 大内茶園
不発酵茶といわれる日本茶
煎茶
出典 大内茶園
一般的な作り方で作られたお茶。
深蒸し煎茶
出典 大内茶園
「深蒸し煎茶」は蒸熱とよばれる工程を通常の「煎茶」より2~3倍に長くしたお茶。
長く蒸すことにより渋みが抑えられ甘みが増しますが、新鮮な爽快感は少なくなってしまい、香りは弱くなります。また、製造中に葉が細かくなりやすいため粉が多くなりますが、出来たお茶は濃い緑色になるのが特徴です。
静岡県中部で、渋みの強いお茶を飲みやすくするために「深蒸し煎茶」が生まれたとされています。
出典 大内茶園
玉露
出典 大内茶園
日光が当たらない様、茶樹にかぶせものをして栽培される。有機肥料をあたえたり、人の手で手摘みをするなど、手間暇がかけられた日本茶の中でも最上級にランク付けされるお茶。
?抹茶
「茶の湯」で用いられている「抹茶」。「玉露」と同じく茶樹にかぶせものをして栽培される。原料となるお茶は「碾茶(てん茶)」といい、唯一揉まれないで作られるお茶。
?番茶
出典 大内茶園
「番茶」はどこの家庭にもあるような普段使いのお茶。硬い葉や古葉で作られた下級茶のこと。
下級茶とは言われますが、さっぱりとしてして苦味が少なく、刺激が少ない「お茶」です。幼児や体調を崩している方にも飲みやすい「お茶」です。
お茶の色が淡く、透明度が高いため、ペットボトルのお茶の原料としても多く利用されています。
出典 大内茶園
?ほうじ茶
出典 大内茶園
「番茶」などを茶色(褐色)になるまで強火で焙煎したお茶が「ほうじ茶」。
香ばしい香りが口の中をすっきりさせるので、食後に喜ばれるお茶です。
出典 大内茶園
?玄米茶
出典 大内茶園
「ほうじ茶」と同じく香ばしい香りのするお茶、「玄米茶」。
白米を蒸して乾燥したものを焦げ色がつくくらい煎ったものを「煎茶」や「番茶」などに50%くらいまぜたものが「玄米茶」です。
出典 大内茶園
日本茶、と一言で言っても、栽培も製法もいろんな種類のお茶がありました。
それぞれの特徴を知ることでお茶をより楽しむことができそうですね。
【おまけ】日本茶の豆知識+α
ペットボトル入りの緑茶が発売されたのはいつ頃なのかご存知ですか?
ペットボトルは日本ではキッコーマンと吉野工業所が、1977年にしょうゆの容器として開発し、その後1982年に飲料用に使用することが認められ、同年よりコカコーラ(1983年より全国展開)、1985年からはキリンビバレッジが1.5リットルペットボトル入り飲料を発売開始。
出典 ウィキペディア
そして、ペットボトル入りの緑茶が発売されたのは……
1990年!
緑茶は初期から発売していそうなイメージでしたが、意外と後だったんですね。