■錦卵
黄身と白身の2色が美しい錦玉子は、その2色が金と銀にたとえられ、正月料理として喜ばれます。2色を錦と語呂合わせしているとも言われます。錦織り成すあでやかさで祝いの膳を華やかにしてくれます。
出典:紀文|おせち料理大事典
卵の白味と黄味を分けて二色にした料理の「二色(ニシキ)」と豪華な「錦」との語呂合わせ。
黄身と白身が金と銀に見立てられ、また二色であることから「二色(ニシキ)」=「錦」の語呂合わせされています。彩が鮮やかな縁起物です。
■れんこん
たくさんの穴が開いていることから、先が見える、見通しがよいことをあらわします。
将来の見通しがきくようにという願いが込められています。
■菊花かぶ
菊は国花であり、長寿を表します。おめでたいことの象徴。
冬が旬のかぶをおめでたい菊の形に飾り切りし、紅く染めて、紅白の酢のものに仕立てたのが菊花かぶです。消化によい栄養素を含み、ご馳走の中の箸休めにぴったり。
出典:紀文|おせち料理大事典
紅白の色&菊の形はめでたいものの象徴です。
■くわい
最初に大きな芽が一本出ることから「めでたい」にかけたもの。芽が出ることから出世を祈願したもの。また、古くは平仮名の「か」を「くわ」と表したので、くわい=かい=快から、一年を快く過ごせるように。
芽が一本出る形から「めでたい」「出世」を連想させる縁起ものです。また古い読み方が「くわい」=「かい」=「快」から、快適に一年を過ごせるようにという願いが込められています。
■ちょろぎ
「長老木」、「千代呂木」あるいは「長老喜」の字をあて長寿を願う。
チョロギはシソ科の植物の地下茎でもともとは白色ですが、おせち料理では慶びを表す紅色に染めたものが入れられます。また「長老喜」などの当て字をして長寿を願う料理となっています。
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