「おしるこ」「ぜんざい」ってどこがどう違うかわかりますか?
結論から言うと、「関東」と「関西」での違いがあります。
具体的な違いを見ていきましょう!!
関東の場合
関東は汁気がある・なしで区別しています。
- 汁気があれば「おしるこ」
- 汁気がなければ「ぜんざい」
「粒あん」か「こしあん」かは区別していません。
関西の場合
関西は「粒あん」か「こしあん」かで区別しています。
- 「粒あん」なら「ぜんざい」
- 「こしあん」なら「おしるこ」
汁気がない粒あんは「亀山」などと呼んでいます。
「おしるこ」「ぜんざい」の語源は?
「おしるこ」は漢字で「お汁粉」と書きます。
こちらは見た感じを名づけたと予想できますね。
対して「ぜんざい」は漢字で「善哉」と書きます。
こちらはよくわかりませんね。調べてみると・・・
ぜんざいの語源は「神在(じんざい)餅」という。出雲地方では旧暦10月に全国から神が集まるという神在祭(かみありさい)があり、振る舞われたのが神在餅だった。「じんざい」が出雲弁でなまり「ぜんざい」となって京都に伝わったというのだ。
出典:日経新聞
実際に出雲地方では「ぜんざい」が人気で「おしるこ」はほとんど食べたことがないそうです。
こうした地域性によって食べ物が変化したり、アレンジが加えられてオリジナルなものになっていくってとても面白いですね!