全員参加型。マイカンパニーからアワーカンパニーへ。

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自分のことは自分で──この哲学が原動力

幼少期に経営者だった父親を亡くし、以降は新聞配達をするなどして自分の力で自立することを意識するようになった成田氏。

「自分のことは自分でする。この考えが自分の中に植え付けられ、いつかは経営者として独立しようと考えるようになっていました。18才ですし屋に入り、修業をはじめました。一生懸命仕事をしていると、お客さまが千円のお年玉をくれたりしてね（笑）。飲食の仕事って楽しいなと自然に思うようになっていきました。早い時期から自立心や独立心が身についたことは本当によかったと思っています」

出典：リーダーに聞け！

明朗会計で一躍すし業界のトップランナーへ

創業時、寿司屋はまだ「時価」で精算されていた。ただでさえ敷居の高い上に時価だった為、とても女性一人で来ることなんてできない業態だった。

「（中略）考えたんです。どこかで差別化をはかろうと。思い切って明朗会計にしました。まぐろ一貫いくらと明記したんですね。すると、お客さまは安心して召し上がることができるようになって、徐々に売り上げも上がっていきました。メディアからも明朗会計の先がけと騒がれるようになった。（中略）」

出典：リーダーに聞け！

調理から店舗運営に至るスキルを総合的に習得

海外進出を視野に入れ、人材の育成を重視している成田氏。「築地すし好」が急成長を遂げることができた理由は人材に他ならないからだ。

現在、2つの育成プログラムがある。ひとつは10年かけて少しずつ成長していくための、5段階の資格試験だ。五級からスタートし、一級に到達する過程にはふぐの免許取得も入っており、調理から店舗運営に至るさまざまなスキルを総合的に習得できる。
もうひとつは、年に1度の「心を高める、技術を伸ばす大会」というイベント。謙虚で人間性の素晴らしい人が握るから、すしは美味しいという成田氏の考えを活かした育成プログラムとなっている。
これらの育成によって、人が育ち、組織が成長してきた。

出典：リーダーに聞け！

お店情報

株式会社 築地すし好