一人ひとりに目標を持たせること
ただ漠然としたことだけを言っていては、部下は迷うばかりです。やはり明確な利益を作りたければ、明確な目標を作るべきでしょう。
(中略)チーム(会社や事業部)の目指すべきベクトルに個人の目標が合致することでモチベーションを高く維持して、チーム へのロイヤリティ(忠誠心)も高まります。マイルストーン単位で達成度が分かるように、個々のメンバーの目標を用意します。具体的な目標がいつも目の前に あれば、メンバーはやる気を維続できるものです。
出典:飲食店経営Q&A
「人の役に立ちたい」という願望を上手く使う
とはいえ、がむしゃらに「〇〇を達成する!」といった目標設定では、部下のモチベーションも中々上がりません。工夫のしどころでもあります。
人間は誰しも「人の役に立ちたい」と願う心を持っています。この願望を利用し、メンバー1人ひとりに役割を与え、任せることがメンバーのやる気を上げ、物事を成し遂げる近道になります。お客様やチームの喜びを自分の喜びに変えることで心理的報酬が大きくなり、さらにその気持ちを大きくしたいと願うことで 「自ら前進するエンジン」に変えることができるのです。(中略)
出典:飲食店経営Q&A
褒める
そしてもちろん、目標を達成した人に対するねぎらいも必要です。相手への思いやりを持つことで今後のチームの成り行きが変わってきます。
褒めることは教育です。どのように褒めるかで、相手の人生や物事への取り組み方が変わってきます。(中略)褒められて気分が悪くなる人はいません。それが建前やお世辞だとしても、褒められることは気分がいいものです。できて当たり前と思われることでも、褒めることがメンバーのやる気を上げます。
出典:飲食店経営Q&A