どのような店にすべきか?
人々が一枚岩になって働くという事は容易なことではありません。人の数だけ性格があり、価値観が違うからです。そんな人々をまとめるにはどうしたら良いのでしょうか。
そのためには「ブランディング」が欠かせません。簡単に言うと「熱狂的なファンが支えるレストランになる」ことです。そうすることで従業員が働く意義を見出し、誇りを持つようになります。(中略)会社の大小や業種・業態に関係なく、あなたの夢を具体的に示したコンセプトを形にしましょう。
出典:飲食店経営Q&A
ブランドコンセプトを作る
ブランドというのはすぐにできるものではありません。緻密に考え、確かな結果を出すために計画的に立てていかなければならないのです。
ブランドとは、差別化されていて「わかりやすい記号のように」認識されるものです。それが明文化されている 必要があります。書いたり、話したりして、他の人に理解・共感されることで実態が伴うもの。あなたが「実現したい」「提供したい」モノやコトを具体的に書き上げましょう。他の誰かのためでなく、また、他の誰かと同じではなく、あなたが成し遂げたいコトそのものです。一言で言うと…と自問してキャッチフレー ズのように示してもよいでしょう。
出典:飲食店経営Q&A
ブランドコンセプトブック
そして出来上がった「ブランドコンセプトブック」は、多岐に渡ってチームの結束をまとめることに役立つのです。
そのコンセプトをベースに従業員の働く指針となるものがコンセプトブックで す。ハウスルールや業務規定とは違い、店舗のアイデンティティやフィロソフィを示すものです。「私たちは誰なのか」「どのような使命をもつのか」「何を価 値として提供するのか」などの根幹を冒頭に示し、さらに「どのような料理か」「どのようなサービススタイルか」「価格の考え方は」「インテリアのテーマ は」など、一つずつ定義付けて誰もが同じ視点でレストランを理解・共感できるように記します。また、販促や企画立案の際の起点とし、困ったことがあったら 立ち戻るところでもあります。社員教育にも効果を発揮します。
出典:飲食店経営Q&A