原産地エチオピアから広がり、今では世界約60数カ国で生産されているコーヒー。
北緯25度から赤道をはさんで南緯25度、すなわち北回帰線と南回帰線の間のコーヒーベルトと呼ばれる地域で栽培されています。各栽培地の風土や気候にあった方法で生産されており、それぞれ形や味、芳香などが微妙に変わってきます。
コーヒー豆の種類
豆の品種は数十の種類があるが、飲用に栽培されているのは主に「アラビカ種」「カネフォラ種ロブスタ(通称ロブスタ)」の2品種。そして同じ品種でも産地ごとに自然環境、栽培法、加工の方法などの違いで特徴が生まれる。この特徴こそが味の個性。ブレンドとは、それぞれの豆の特徴を活かし、味のバランスをとったり、好みの味に仕上げることだ。豆の味をきちんと知るのであればストレートコーヒー(単品のコーヒー)がおすすめ。
出典:UCC
コーヒー豆の種類一覧
ブルーマウンテン
- 産地 ─ ジャマイカ産。その東側に連なるブルーマウンテン山脈(2,256m)の内側、ブルーマウンテンエリアで栽培される良質なコーヒー。
- 味覚 ─ 酸味、苦み、コク、香りなどバランスのとれたコーヒー。「コーヒーの王様」とも称されています。
モカ
- 産地 ─ イエメン・エチオピア産。かつてイエメンの積み出し港であったモカ港に因んで「モカ」と呼ばれる。対岸のエチオピア産のものも一緒に輸出されたため、両国産のものには銘柄の頭にモカとつくようになりました。
- 味覚 ─ 強い酸味と、モカ特有のグリーンアップルを髣髴(ほうふつ)させる青い果実のイメージの明るく軽やかな風味が特徴。甘みとコクを堪能できるコーヒーです。
キリマンジャロ
- 産地 ─ タンザニア産。この国の北東部にそびえるアフリカ最高峰、キリマンジャロの山の斜面で栽培されているのが「キリマンジャロ」。
- 味覚 ─ 酸味と苦味がバランス良く調和し、甘いコクと上品な香りに優れたコーヒー。グレープフルーツのような柑橘系のフルーティーで心地よい甘味を伴った酸味が特徴。
ハワイコナ
- 産地 ─ ハワイ産。西側、コナ地区で栽培される100年以上の歴史と伝統を持つアラビカ種のコーヒー。ホワイトハウス御用達コーヒーとしても愛用されています。
- 味覚 ─ やわらかい酸味と豊かな香りとコクが特徴で、甘い風味がありまろやかな口当りとすっきりした後味が特徴です。