オープン当初、来客ゼロの日も。
それでもベストをつくした
オープン当初は来店客がゼロという状態もつづいたという「炭焼き よし鳥」
それでもベストの仕事を続けてきた吉本氏。
吉本氏とはどんな人なのだろうか?
「当初、来客がないからといって、クーポンに頼るようなことはしたくなかったんですね。焼き鳥を美味しく提供することだけに集中していました。いつの日か、青森シャモロックは『炭焼き よし鳥』が先駆けだったねと、お客様に言われるように。その強い想いだけで、やってきました。じぶんはガンコな性格なんでしょうね(笑)」
出典:厨房に立つ経営者
青森シャモロックとの出会い。
素材をもっと美味しくするために
宮内庁、御料牧場へ出荷され、晩餐会などで使われる極上の品種である青森シャモロック。
その鶏を素材とし焼き鳥を作っている。
「いい鳥肉を仕入れたからといって、いい焼き鳥ができるわけではありません。串打ち、塩、火加減、そしてタイミングなど、そこにはいくつもの美味しくなるための過程があります。いまでも、毎日必死に考えながら仕事をしていますよ。もっと美味しくなる串打ちの方法はないだろうか。もっと香ばしくジューシーに焼ける焼き方はないだろうか。そういうことにはガンコでありつづけたいですね」
出典:厨房に立つ経営者
修業時代の方が楽だった。経営者になった今、そう思う
独立した今でも、きびしかった修業時代を振り返る時があるという。
今と修業時代と比べてどちらが楽だったのでしょうか?
「時間がもったいなくて、まかないを噛まずに飲み込んでいた時代の方が楽だった。あれやれ、これやれと怒鳴られながら、休憩時間もなかった時代の方がどんなに楽だったか。経営者になってみて、つくづくそう思います。組織の中で雇われて給料いただいて仕事をするって、とても楽なことなんです。独立した後の方が辛いんです。店をつづけるってことは、中途半端な気持ちではできません。明日パタッと客足が減るかもしれない。そういう危機感と毎日向き合いながら、仕事をする方が辛くて大変なことなんですよ。私なんて、今でもがけっぷちを歩いている、と思っていますからね」
出典:厨房に立つ経営者
店舗情報
炭焼き よし鳥
住所:東京都品川区東五反田1-12-9
イルヴィアーレ五反田ビル2F
電話:03-5793-5050
時間:17:00~23:00(22:30L.O.)
休日:日曜日・祝日
交通:各線五反田駅徒歩3分
http://www.yoshichou.info/