抹茶とは?
最近では、日本茶専門のカフェが流行っていますが、抹茶について皆さんどのくらい知っていますか?
まずは、抹茶と粉末緑茶の違いってわかりますか?
- 抹茶とは碾茶(テンチャ)を粉末にしたもの
- 粉末緑茶とは煎茶を粉末にしたもの
この違いになります。この2つの違いはというと「原料となる茶葉の違い」と言えます。
抹茶には旨み成分のテアニンがたくさん含まれていて、粉末緑茶には体にいい成分カテキンがたくさん含まれています。
抹茶の歴史
1191年、栄西が中国から帰国した際に茶の種を持ち帰り、茶の粉末を湯の中にいれてかき混ぜる抹茶法を伝えました。一杯のお茶と茶の効用を述べた「喫茶養生記」を献上するなどして お茶を武家社会にまで広めました。その後抹茶は一般階級にも普及し室町幕府から安土桃山時代に村田珠光(むらたじゅこう)、武野紹鴎(たけのじょうおう)、千利休らによって新しいお茶の礼式がつくられ、「侘茶(わびちゃ)」として大成。その後、武士階級に普及し現在の「茶道」として完成されていきました。
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?抹茶の成分と効果
抹茶はお茶と比べると茶葉の成分をより多く身体に取り入れることができます。
普段耳にする言葉もありますが、それぞれの効果・効能もしっておきましょう!
- カフェイン─眠気防止、疲労回復など
- カテキン─抗がん、抗アレルギー、血圧上昇抑制、抗菌、腸内フローラ改善、消臭など
- ビタミン─肌荒れ予防、風邪予防、心疾患・白内障予防、口角炎予防、免疫能改善など
- テアニン─脳・神経機能調整、リラックス効果、記憶力向上、血圧降下、肝機能改善など
- ミネラル─虫歯予防、亜鉛・マンガン・銅・セレン:抗酸化、がん予防など
- サポニン─抗喘息、抗菌、血圧降下、抗アレルギー、肥満防止など
上記などの効果が得られるとされています
抹茶の飲み方(作法)
自分で抹茶を入れることはなくても飲むだけなら機会はありますよね。そこで失礼にならないように正しい作法での飲み方を紹介します。
- お茶碗を両手で持ち、自分の前に運びます
- 両手を床についてお礼をします
- お茶碗を両手でもち胸の前まで持っていきます
- 2回右手で手前にお茶碗を回します
- 3回に分けて飲み干しましょう
- 飲み終えたら口の付いた部分を右手の親指と人差し指でつまむようにふきとりましょう
- お茶碗の正面が自分の前にくるように右手で2回向こうに回して元の位置にお茶碗をおきます
これを守れば作法は安心ですね!