御祝いの席に欠かせないシャンパン。皆さんの中には、発泡性のワイン=シャンパンだと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実はシャンパンと呼ばれるためには次の条件を満たす必要があります。
「シャンパン」と呼ぶための条件とは??
1.名前が示す通り、原産地がフランスのシャンパーニュ地方産の発泡性ワインでなくてはなりません。
2.シャンパンを作るときに用いられるのは、白ブドウのシャルドネ、黒ブドウのピノ・ノワールとピノ・ムニエのみです。基本的にはこの3種類のブレンドによってシャンパンは作られます。だからシャンパンのベースは、異なるぶどうの配合にあるのです。
3.シャンパーニュ方法で製造されたワインだけがシャンパンとして認定されるのです。シャンパーニュ方式、別名は瓶内2次発酵と呼ばれています。非常に時間と手間がかかる製法ですが、だからこそ、あのシャンパンの味わいがあるのです。
ヴィンテージとノン・ヴィンテージの違い
ヴィンテージとは、同じ年に収穫したぶどうの原酒だけで製造されるものです。このためぶどうの収穫した年がラベルに明記されていることが多いのです。よく、「〇〇年もの」とされるのはヴィンテージワインです。
一方、ノン・ヴィンテージワインとは違った年に収穫されたワインの原酒をブレンドして作られます。もちろんラベルにはぶどうを収穫した年は記載されていません。だからこそシャンパンメーカー(メゾン)によって独自のシャンパンが出来るのです。
シャンパンの種類
プレステージシャンパン
最上級のぶどうの原酒のみを使用した最高級シャンパンで、各メゾンを代表するもの。ほとんどのプレステージシャンパンはヴィンテージですが、複数のヴィンテージをブレンドしたノン・ヴィンテージも存在します。シャンパン業界最大手であるモエ・エ・シャンドンの「ドン ペリニヨン」は超高級シャンパンとして有名。他にはヴーヴ・クリコの「イエローラベル」やクリュッグの「グランド・キュヴ」、ランソンの「ブラックラベル」、ルイロデレールの「ブリュット・プルミエ」等があります。
ブラン・ド・ブラン
白ぶどう種(シャルドネ)だけで作るシャンパン。
ブラン・ド・ノワール
黒ぶどう品種(ピノ・ノワールとピノ・ムニエ)で作るシャンパン。
ロゼ
白ワインと赤ワインを配合して作られるシャンパン。
終わりに
いかがでしたか?
今まで何気なく飲んでいた人も、これからはシャンパンのラベルに注目するようになるのではないでしょうか。何事にもほんの少し興味を持って接する事でいろいろな発見や出会いがあるものです。