居酒屋はお酒を提供する場所です。しかし、だからこそみんなが楽しむための「マナー」が大事ですよね。
店員が接客の礼儀をわきまえるのは当然ですが、お客様にもそれなりの態度を取ってもらう必要があります。入店しようとする時からすでにお酒が入っていて、声が大きかったり暴力的であったりというお客様が来店するケースがあるのですが、これはお店にとっては営業妨害に準じる行為です。
店員がつつがなく業務を遂行するためには、いかに穏便に泥酔客の入店を防ぐか、技量が試されるシーンでしょう。
実際に飲食店で用いられている泥酔客撃退法をご紹介します。
20代の泥酔客ならこれでシャットアウト! 年齢確認
居酒屋は未成年者にアルコールを提供すると違法であるとして処罰されます。
しかし、昨今では年齢確認を怠り、未成年者にアルコールをふるまっているお店も多いです。
つまり、泥酔者でも未成年である可能性は否定できませんので、年齢確認義務を盾にとって、身分証の提示を迫ってみましょう。
年齢を確認できる書類の提示がなければ入店不可!
20代の泥酔者ならばこれで押し切れるケースが多いはずです。
年齢確認でカバーできない泥酔客の対応には「罪のないウソ」をつこう
「大人」は自分の酒量を把握して飲むものですが、ストレス社会に飲まれて自分の限界を突破してしまう大人は少なくありません。
どう考えても年齢確認の身分証提示では撃退できない泥酔客の場合には、例えミエミエでも「満席ですので」「品切れですので」など、相手を傷つけない「罪のないウソ」をつきましょう。
それでもごねる人物はいるかもしれませんが、座れない上に食べるものがないなら入店する意味がないので、大抵は引き下がるはず。
この時しばらく絡まれる可能性はありますが、下手に相手をすればずるずると店先に居座ります。泥酔客が店頭にいるだけで他のお客様が寄り付かなくなりますので、絶対に入店させない、相手にしない態度を貫いてください。
タチの悪い泥酔客に対する最終手段
泥酔者にも色んなタイプがいます。
酔っぱらいながら周囲に謝ってばかりいる人がいるかと思えば、相手かまわず悪態を付き、押しのけ、唾を吐きながら雑踏を突き進む泥酔者がいます。
これが絶対と言う一律の対応は存在しないのです。
しかし、ここまでにご紹介した対応で引かず、威嚇の姿勢を取るような泥酔者はいわゆるタチの悪い泥酔者と言っていいでしょう。
店員だけでは手に余るような泥酔者が来た時のために、いつでも素早く地域の交番に連絡できるように準備しておくことをお勧めします。
ただし、警官を呼ぶのはあくまで最終手段。経験を積んで、泥酔者のタイプを素早く見分ける目と対応力を磨いてください。