飲食店で働くスタッフには、共通する「悩み」の傾向があります。
それは、「手がにおう」というもの。
下手に手洗いを繰り返せば手荒れの原因となり、においは解消できても仕事が辛い状態になりかねません。
消えにくい「手のにおい」はどうすれば対処できるのでしょうか?
アロマオイルや柑橘類のしぼり汁、お酢を使ってみよう
実際に飲食店の調理スタッフが編み出した対処法です。
まずは柑橘類のしぼり汁ですが、これは外皮ごと、あるいは外皮のみを絞った汁に限ります。というのも、柑橘類の果皮から取れる液体の中には「リモネン」という成分と、クエン酸が含まれています。
これらは手に染みついたにおいの原因を分解するとともに果実のさわやかな香りをプラスしてくれるので、例えばニンニクや生魚を触ってしまった後の手でもいいにおいにしてくれるはず。
アロマオイルは女性の間で「アロマセラピー」や「アロママッサージ」によく使用されますね。今では一般的なアイテムになりつつあります。
おすすめのアロマオイルは「オレンジスイート」
柑橘類のしぼり汁を濃縮したような効果が期待できます。
お酢については、漂白剤などアルカリ性成分による臭気沈着に有効性を期待できるでしょう。
お酢に含まれるクエン酸が洗剤系のアルカリ成分を中和してくれます。
石鹸で汚れをある程度洗い流してから、柑橘類のしぼり汁やアロマオイル、お酢をよく手にもみ込みましょう。
ただし、アロマオイルの場合は原液での使用はタブーとされています。
皮膚刺激や光毒性を持つものがあり、また、呼吸器や消化器系に負担をかけて障害を起こす可能性があるので、十分注意して使用するようにしてください。
「手のにおい」は恋人との関係に溝を作る!?
ホールの担当である場合、お客様の誘導から注文受付、お運び、片づけから清算および清掃まで、幅広い業務が仕事内容です。
また、軽い調理の補助なども担当するケースがあるので、食材や廃棄物、漂白剤などの複合的な「におい」が手に染みつきます。
それぞれ単体でもある程度きついにおいがするものですよね。しかも、それが組み合わさるために「悪臭」としか表現しようのないにおいになってしまうわけです。
単なる他人としての距離ならば気にされることはないでしょう。
しかし、相手が恋人だったなら?
もしかしたら、「手のにおい」が原因で振られる、なんてこともあるかもしれません。
そんなことになる前に、ぜひ手のにおい対策を始めていただきたいと思います。