箸の食事作法についてあなたはどこまでご存知ですか?
日本料理の食事作法は「箸に始まり、箸に終る」と言われています。和食の食事作法は箸の使い方が基本となっていますよね。TPOによって、その人の人柄や教養まで判断されかねませんから、普段より「正しい箸の使い方」を心がけたいものです。ここでは箸の使い方のタブーを紹介しますので、参考にしてみてください。
絶対にやってはいけない、箸のタブー
■握り箸 ─ お箸を握って持つこと
■クロス箸 ─ お箸を交差させて持つこと
■迷い箸 ─ 取る料理に迷ってあちこち箸を動かすこと
■移り箸 ─ 料理を取りかけて他の物に替えること
■こじ箸 ─ 器の底の物をこじ起して食べること
■寄せ箸 ─ 遠い位置の器をお箸で手前に寄せること
■刺し箸 ─ はさみにくい料理を刺して取ること
■涙箸 ─ 箸先から汁をたらすこと
■かき箸 ─ 茶碗を口につけ、かき込んで食べること
■込み箸 ─ 口の中いっぱいに箸で押し込んで食べること
■持ち箸 ─ お箸を持ったままお椀を口につけて吸うこと
■ねぶり箸 ─ 箸先を口に入れてなめること
■渡し箸 ─ 箸を休める時茶碗などの上に渡して置くこと
■叩き箸 ─ 食器を叩いて人を呼ぶ等、催促すること
■指さし箸 ─ 箸で人を指さすこと
■直箸 ─ 取り箸を使わずに料理を取り分けること
■立箸 ─ ご飯に箸を突き立てること
■そろえ箸 ─ 舌や唇、食器で箸先をそろえること
■探り箸 ─ 箸でかきまぜて中味を探ること
■せせり箸 ─ いろんな料理をほじくり返すこと
■かみ箸 ─ 箸先を噛むこと
■振り箸 ─ 箸先の汁などを振り落すこと
■洗い箸 ─ 食器の中で箸を洗うこと
■箸渡し ─ 箸から箸に受け渡すこと
以上が代表的な箸の作法です。
ここで紹介したもの以外にもまだ箸のマナーはあります。ですがここに挙げたものでもかなりの量になっていますよね。「そもそも知らなかった」ものや「マナーとは気づかなかった」などあるかと思いますので、まずは上記のものをしっかりとおさえておきましょう。