はじまり
中国だけではなく、世界中の人々に愛されている料理の一つ北京ダックは、明・清朝時代をはじめ、歴代宮廷における宮廷料理でありました。その後、北京ダックの作り方が民間に流れて、代表的な北京料理となりました。
ところが、いくら美味しいとはいえ、食べ方が適切でなければ、せっかくの美味も台無しになってしまいます。ですから美味しい北京ダックには、正しい食べ方がとても大切なのです。
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美味しい時期
まずは、旬です。秋になると、アヒルの肉は柔らかくなり、気温も湿度も北京ダック作りに一番適しています。次にタイミングですが、その場で選び、その場で焼いたダックが一番美味しいことは言うまでもありません。
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食べ方
最もよく知られているのは、お好みで「甜面醤(テンメンジャン)」(特製の甘い味噌)をつけ、千切りされたナガ葱や胡瓜などと一緒に「荷葉餅(ハーイエビン)」(通常丸くて薄く延ばされた平たい皮のこと)で包んで食べる方法です。少しニンニクを加えれば、油っこさを解消するため、さっぱりした味が好きな方にはオススメ。しかし、皮を抜いたお肉だけを食べるのは大間違い。北京ダックで最も美味しいのが、その絶妙の温度で焦がした皮なのです。皮についているお肉を野菜と一緒に食べるのが賢いでしょう。
最後に、メイン料理を食べ終わったら、残ったダックのガラを使って、栄養たっぷりでとても美味しいスープが出来るので、この絶妙な一品も、決して逃さないように!
番外編
こんな食べ方も挑戦してみてはいかがでしょうか?(笑)