バイトを辞めたいなと思うタイミングは色んなところに潜んでいます。潜んでいますが……
初日に「やっぱ辞めます」ってのは止めてくれ! お願いだから!
そんな店長等の声を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。もしくは、実際に言ったことがある人もいるのではありませんか?
それが良いか悪いかは置いておいて、バイト初日に(中には出勤前にもう)辞めたいと思う方は少なくないかと思います。
飲食店のバイト初日に、新人アルバイターが抱きそうな気持ち、取りそうな行動、そして初日を乗り切る方法をご紹介します。
行く前からバックレることを考え始める
日本人の特性でしょうか。多くの人が、新しいことを始める時や新しい環境に投げ出されることに強いストレスを感じます。バイトはその最たる例かもしれません。
「え。行くの? 俺本当に行くの? このバイト始めるの? 続けられんの? ……かったりーし、バックレっか!」
みたいなことも、バイトの数時間前に考え始めます。しかし、行かないことには新しいバイトの実情もわかりません。まずは勇気とやる気を振り絞って挑戦してみましょう!
バイト先に早く着きすぎる
「5分前行動」は仕事における常識。時間の感覚に厳しい日本人だからこそのもの。しかし、バイトの初日ばかりは、その考えが仇となる。
「5分前には絶対いないといけないけど……、「5分前行動」でもぎりぎりって思われるちゃうかな? 10分前行動の方がいいかな? あ、でも。バイト行く前にナンカあったらまずいよな。バイト初日に遅刻とか洒落になんないよな……。よし! 30分前行動だ!」
結果、30分前行動をして、バイト先に早く着き過ぎることに。そしてやる気が一気に削がれる。まあ。遅刻よりは全然いいですよね!
悪いことをしたわけでも、失敗をしたわけでもありません。堂々とバイト先に入りましょう。きっと周りに「コイツ……やりやがる……!」的なことを思われること間違いなしです。
知らない人との接触
新しい環境は今までの生活をガラリと変えます。当然、関わりあう人間も一新され、色んな方と会うことになり、交友関係が広がります。
しかし、出会う人は必ずしもいい人ばかりではありません。横柄な先輩や常連客、突然切れだす店長。愛想の悪い料理長に、陰口ばかりのパートのおばさん。
「ここは……俺のいるべき場所ではない……」
そんな気持ちを抱くのも無理もありません。でも、どんな人にも1つくらい良いところはあるものです。それを探してみましょう。もしかしたら、
「このパートさん、じつはツンデレだ!」
「料理長、愛想は悪いけど、悪い人じゃない。なんかランボーみたいな雰囲気だ!」
と気づけて楽しくなるかもしれません。
それでも馬が合わない人と接触しなければならないのなら、
「愚かな人類め。我が慈悲ゆえに生きながらえていると知らずに……」
みたいに考えたら、なんだか楽しくなってきますよ!
いつでも辞められる=今辞めなくても良い
バイトはちゃんと辞めたいと意思表示をすれば辞められます。なんの連絡もなくバックレるというのはコチラに非が出てしまうのでしない方が良いですが、ちゃんと「辞めたい」と意思表示すれば、最短で14日で辞めることができます。また、お店との合意があれば翌日退職も不可能ではありません。
ですが、だからこそ、バイトの初日は以下の言葉を胸に抱きましょう。
「逆に考えるんだ。いつ辞めたっていいさって」
何事も辞めてしまえばそれまでですが、良い箇所や良い部分は続けていないと分かりません。もう少し続けてみるのも、皆さん自身のメリットになるかもしれません。
いつ辞めたって良いんですから、肩の荷をおろして続けてみましょう。