まかないづくりというプレッシャー
冒頭でも述べましたが、食べる人が自分よりも先輩だったり社員だったりします。言ってしまえば、自分よりも調理面でプロフェッショナルな方です。そうした中、未熟な自分の料理を出すということは大きなプレッシャーになることでしょう。
お店によっては、普段から厨房のアルバイトを鍛えるためにまかないづくりをさせるところもあります。接客が苦手だから厨房になったのにも関わらず、味についてフランクな意見を言われてしまう環境は恐怖すら感じる方もいるかもしれません。
まかないづくりで押さえるべきポイント
・使用する食材の原価や量、賞味期限に注意する
いきなりまかない作りを指名されたとしても、まず確認すべきことは冷蔵庫の中身です。その日のメニューを確認して、量に余裕のある食材を使用しましょう。また美味しくすることを意識し過ぎて、原価の高い食材を使用することは避けたほうが良いかもしれません。料理を出した瞬間、他の従業員たちの顔が凍り付くことになるでしょう。また賞味期限が近いものから利用することで、あなたの評価に繋がるはずです。
・時間を掛け過ぎない
あらかじめまかないのメニューを決めてきたとしても、調理する際にもあまり時間が掛かることは避けましょう。お店にもよりますが、まかないを食べた後から休憩に入るというところもあります。時間が掛かり過ぎるとその分だけ休憩時間が削られるので、あなたのまかない作りを嫌がる方も出てきます。
・他の従業員の食べる量&好みを把握しておく
好みや食べる量というのは人それぞれです。まかないの時に男女によって量を分けたり、辛い物が苦手な人だけ唐辛子を抜いたりすると、気遣いのできる人として評価を上げることになります。あらかじめ、他の従業員の食べる量や好みを理解した上でまかない作りに取り組みましょう。
以上がまかないづくりのプレッシャーと抑えるべきポイントです。
事前にまかないの当番が決まっている場合には普段使わない鍋などを使って、大量のカレーやシチューを煮込んでおくというも良いかもしれません。
また、ご飯の量が気になってしまう方は「おかず+白米」という定食のようなセットでまかないを作ると相手にご飯の量をお任せできるので楽です。
ポイントをしっかりと押さえて、勇気を持ってまかないづくりに取り組みましょう。