あだ名のきっかけになるもの
変なあだ名だけに限らず、あだ名にはつけられる原因となる大本と、きっかけとなる行動などがあります。では、具体的に挙げてみましょう。
・身体的特徴、役職からつける
あだ名をつける際にもっとも参考になりやすいものです。「ツルリン」や「ブーちゃん」なんて、分かりやすいですよね。ただ、すこし陰口にも近いので避けたほうがいいですが……。
他にはweb上で見つかった例で、合気道を習っている恰幅の良いシェフに「セガール」、その後輩シェフで空手をやっている坊主頭の人を「ステイサム」と呼んでいるレストランがあるとか。
何か問題を起こしたら間違いなくマナーを拳で叩き込まれそうですね!
・名字や下の名前を文字る
本名から派生したあだ名というものもあります。見た目同様に、あだ名の付け方としては王道です。斉藤さん佐藤さんの中には「サイトゥー」「サトゥー」と呼ばれている人がいるのではないでしょうか。また、有名な野球漫画から達也・克也(名前が「た」「か」で始まる人を)「タッちゃん」「カッちゃん」と呼ぶ人もいます。
・基本をもとに少しヒネりをいれる
あだ名の付け方は上記で紹介した二つが基本ですが、そこから応用した面白いあだ名もあります。
店長になりたいけどなれていない意地悪な副店長を「店長(仮)」と陰で呼んだり、遅刻が多く出社時間が一番遅い下っ端をあえて「社長」と呼んでる職場もあるそうです。
・お客にもあだ名が付けられる
あだ名はお客さんにもつけられます。あるファミリーレストランの例ですが、毎回一人でくる女子中学生いたとのこと。その女子学生が黒髪ロングで赤縁の眼鏡をかけ、いつもオムライスを注文しては静かに食べて帰ることから、当時流行ったアニメのキャラクターから文字って「オムオム!」と呼ばれていたとか。厨房裏では密かに大人気だったそうです。
あだ名をつけて失敗することも
あだ名をつけて呼ぶのは、ある意味信頼だったり友好の証である場合があります。親しみのある店長やバイト先の先輩も、裏でこっそりあだ名が付けられていることもしばしば。
しかし、どんなにつける側が親しみをこめたつもりでも、聞き手によっては陰口や悪口として受け取ってしまうことも考えられます。また、年長である店長や先輩の中には「あ? なんだ○○って。俺のことか? 舐めてんのか? あ?」と感じてしまう人もいないとは限りません。
また、公式の場で思わず癖でいつもと同じ調子で呼んでしまうこと。会議やミーティング中、マネージャーのいる前で店長をあだ名で読んでしまったら大変です。
さらに、お客さんにコッソリあだ名をつけていて、そのあだ名を本人が来ているときに使い、聞かれて自分のことだと悟られることです。これはクレームになりかねません。
皆さん、あだ名をつけたり使う時は十分気を付けましょう。