眠気を覚まし集中力を高めてくれる効果のある、コーヒーのカフェイン成分ですが、妊娠中や就寝前など避けたい場面もあります。そんなときにも安心して飲める、おすすめのカフェインフリーの代用コーヒーを集めてみました。
おすすめノンカフェインコーヒー5選!
■デカフェコーヒー
コーヒーの原料となる生豆からカフェインを除いた後焙煎、抽出したコーヒーです。日本では薬品によるカフェイン除去が認められていないため、「スイスウォーター法」という生豆の成分濃度や浸透圧、水の温度などを利用して処理されています。
■玄米珈琲
玄米をじっくりと黒くなるまで焙煎し、粉砕したものを抽出したり、そのままお湯を注いで飲みます。黒焼にした玄米は漢方薬として用いられており、デトックス効果があると言われています。
■タンポポコーヒー
発祥はポーランド。タンポポの根を洗浄・乾燥させた後、焙煎を行って風味を出し、粉砕したものをコーヒーのように抽出して楽しみます。コーヒーにも含まれるポリフェノールを含むため、コクや色を楽しむことができます。また、漢方薬の原料ともなっており、利尿作用・冷え症改善・母乳の出を良くする効果があるそうです。
■チコリコーヒー
タンポポと同じくキク科の植物「チコリ」の根を乾燥させ、強く焙煎・粉砕したものをお湯や水に溶かして飲みます。主要成分の「イヌリン」には、整腸・利尿・血糖値の上昇を抑えるなどの効果があります。フランスでは子供からお年寄りまで「体によい飲み物」として広く親しまれ、インスタント製品も豊富に販売されています。
■大麦コーヒー
ドイツではスーパーなどでも販売されているポピュラーな飲料です。大麦を低温で焙煎・粉砕したものを抽出したり、お湯を注いで飲みます。低温で焙煎するため、ミネラル・アミノ酸・ビタミン・カリウムなどの栄養素をそのまま摂取することができます。
今回は市販品されているものをご紹介しましたが、この他にもどんぐり・トウモロコシ・大豆・ひまわりなど、原料はさまざまです。体にやさしいカフェインレスコーヒーを、ティータイムの選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。