飲食店で働く人必見! SNSでの炎上に注意が必要な理由
日本国内でも、約50%の人がスマートフォンを使っています。それに伴い、FacebookやTwitterといったSNSを利用している人も、年々増加の傾向にあるとのことです。
とくにアルバイトなどの10代20代のスタッフは、仕事の合間や仕事終わりに利用している場合が多いとのこと。その際に、店や仕事のことを呟いていることが多々あります。
この呟きが、とんでもないトラブルを招くこともしばしば。今回はSNSによって飲食店などが巻き込まれたトラブルについてご紹介します。
店に来た有名人を撮影しちゃった!
とくに都内などで働いていると、テレビでよく見る有名人が飲食店を利用しているところに遭遇するなんてことが稀にあります。
アルバイトはもちろん、店長さんや正社員だって嬉しいことでしょう。いつもは画面越しにいる人物が目の前にいて、しかも自分の働いている店で料理を食べているのですから。
しかし、嬉しさあのあまりそれをTwitterなどで呟いたら大変です。
「やべぇ! チョーやべぇ! ○○が俺の働いている店に来てる! □□にある△△って店なんだけど、たまに来んのかなぁ。サインもらいてー」
そのうえちゃっかり遠くから盗撮をしてて、それをネット上に載せようものなら大問題になります。芸能人にも当然プライバシーの権利はあり、彼らのプライベートを盗撮してどこで見かけたかなどを晒すのはプライバシーの侵害に当たる可能性があるからです。
店内での悪ふざけを投稿する
店内にてバイト同士で行った悪ふざけが楽しく、思わずSNSに投稿したというケースも過去にありました。
有名なものでいえば、以前とあるコンビニでこのような事件があったのを覚えているでしょうか?
・スタッフが悪ふざけでアイスクリームを入れてる冷凍庫の中に入り、寝っ転がった写真を投稿
当然その冷蔵庫は、普段お客様がアイスを買っているもので、非衛生的だと大きく叩かれたというのは記憶に新しいかと思います。
この他に、以下のような事件があったことをお覚えでしょうか?
・某ピザ屋のバイトがピザ生地をパックのように顔に張り付けて写真を投稿
・とあるラーメン屋では、女性スタッフが食材の冷凍ソーセージを咥えている写真を投稿
・有名ハンバーガー店でバンズをベッドのようにして寝そべるスタッフの写真が投稿
店内の備品や商品を使って悪ふざけをし、それをお客さんが見れば店の印象は一気に悪くなります。「こんな店、二度といかない」と思う人も中にはいることでしょう。
客とのトラブルをSNSに書き込む
飲食店は毎日多くの人が利用します。人の利用率が上がれば上がるほど、お客様とのトラブルも比例して増えるものです。
スタッフの中には、その際のトラブルをSNSやブログに書いてしまうことがあります。このようなケースでは店に非がない場合でも、書き方によっては店に非があるのにお客様に文句を言っているように見えてしまうのが危険なところです。
そして弁明をすればするほど揚げ足を取られたり、拡大解釈されて悪評が広がるという事態に陥ります。
SNSガイドラインを製作する
以上に紹介したSNSトラブルは、あくまで氷山の一角です。このようなトラブルを未然に防ぐには、SNSガイドラインをしっかり設けることが重要です。
スタッフの個人的なSNS利用の際は店の名前を出さないと決めるだけも、効果はあるでしょう。また、当然お客様や他のスタッフの個人情報をネット上に晒すことが罪になることも指導しなければなりません。
SNSは、発言している本人は内輪にだけむけて発言しているつもりかもしれません。しかし何万人という人が利用しているSNSはいまや公の場であり、そこでの発言は公での発言と考えられるのです。