飲食店で働く正社員はいくらぐらい月給をもらっているの?
飲食店でアルバイトしていると、正社員の月給が気になることもありますよね。
特にアルバイトしているお店を気にって、いつか社員になりたいと考えている人もいるでしょう。
ここでは、飲食店で正社員と働く人の平均月収や平均年齢などについてご紹介します。
月給と経験と経験年数に関するアンケートを実施
2016年5月にある飲食店専門の求人サイトによって、直近2年以内に飲食店で勤務経験のある人を対象にした、経験年数と月給に関するアンケートが行われました。
サイト利用者でかつ正社員経験のある人は288人おり、次のような結果が得られたそうです。
平均月給は?
アンケート結果をいかにまとめると
18万円以下:14.2%
19~22万円:17%
27~30万円:17.4%
31~34万円:27.4%
35万円以上:14.9%
平均月給に関するアンケートでは、27~30万円が27.4%と一番多く、その次に23~26万円の17.4%、19~22万円の17%と均衡した数字が出ています。
一見、「なるほど」と納得のいくような結果になっていますが、18万円以下・35万円以上と答えた人もそれぞれ15%近くいることから、月給の差は大きく一概に「平均いくら」と答えることは難しいと言えます。
月給ごとに対する年齢の割合
アンケートに答えた人を「20代以下・30代・40代以上」の3つに分けて、先にご紹介した平均月給の内訳をご紹介します。
18万円以下と答えた人のうち約73%が20代以下と多く、一方で35万円以上と答えた人のうち約74%が40代以上という結果が得られました。このことから、年齢や経験に伴って給料が支給されているのが分かります。
では、働き盛りの30代はどうかというと、19~22万円・23~26万円・27~30万円それぞれに30~40%と分散傾向にあります。
お店の給与体系などにもよりますが、30代では個々の能力や経験の違いが月給に大きく影響していると考えてよいでしょう。
月給と勤務年数に関する割合
30代では得られる月給にばらつきがあるものの、年齢を重ねるにつれて月給の金額が上がる傾向があるというのが、先の項目で分かりました。
では、経験年数においても月給の違いを考えてみましょう。「2年以下・3~6年・7~10年・11年以上」の4段階に分けて調べてみると、18万円以下と答えた人のうち約60%以上の人が経験2年以下、19~22万円という回答においても、経験2年以下の人の割合は約50%となりました。
一方で、31~34万円と答えた人のうち約60%以上が勤務11年以上、35万円以上という回答では90%近い人が勤務11年以上だという回答が得られました。
これらから「経験を重ねるにつれて月給が上がる」ということが、分かりやすく結果に表れたと言えます。
飲食店といっても、大型チェーン店や中小企業や個人店舗などによっても違いは生じてきます。今回のアンケートでは、その種別分けなく回答を比較されています。
就職したい会社がいくつかに絞れている場合は、その会社について調べることはもちろん、同じ規模の会社などと比較することで、より正確な情報を知ることができますよ。