従業員が飲食店に「お客として来たくない」と思った5つのエピソード
飲食店にとって、リピーターというのは大事な存在です。お客さんが再度来店することが、お店の安定した収入につながるからです。 ですが反対に、店員だからこそ行きたくないと思うような飲食店もあります。
今回は、飲食店のアルバイト経験者が実際に「お客として来たくない」と思ったエピソードをまとめました。
電子レンジの「チン!」を隠す気がない
飲食店によっては、料理を行う過程で電子レンジを使用することもあります。お客さんとしては厨房から突然「チン!」という大きな音が鳴り響いても、何となく電子レンジと直結することは少ないでしょう。ですが飲食の経験者にとっては耳に残っている音なので「ああ、出来合いで作ったのか」と思いお店に対する興味がなくなってしまうのです。
美味しくないビールが出てくる
ビールサーバーは手入れや温度設定が重要です。しっかりと管理していないと、ビールの味を落とすことにつながります。それを知っている店員は、お客さんにそんなビールを出すことをためらってしまうものです。
特に居酒屋などを利用されるお客さんは、最初の一杯がお店の印象につながります。異常な臭いが発せられたり、異常なまでに凍ったりビールが出てくると飲む気持ちが失せるものです。
お店で働いている人たちにとって、ビールの味が悪いことで「こんな店には飲みに来たくない」と思うこともあるのです。
店内に“ヤツら”がいることを知っている!
飲食店にとって清潔感は重要です。そのため、お店側は衛生面の管理を怠ることなくお店を運営しています。ですがどんなに気を付けていても、ゴキブリは出てくるものです。特に厨房での出現率は高く、お客さんから見えている部分にいなくても“ヤツら”がいることを店員は知っているのです。働いている場所に“ヤツら”が多い場合、お客として来たくないと思う以前に、今すぐ辞めたいという思いを持つこともあります。
メニューの写真と実物が違い過ぎる
飲食店のメニューの中には、写真と共に掲載している料理も少なくないです。そうした写真に惹かれて注文したのに、実際にやってきた料理に愕然とすることもあるでしょう。「先に誰かが食べてきたのか」と思ってしまうような分厚さのお肉、逆に「遠近法をよく理解しているね」と誉めてあげたくなるような大きさのエビフライなどです。
現物を知っている従業員にとって、その写真入りのメニューを注文される瞬間は罪悪感に苛まれる瞬間です。
店員自身も「詐欺じゃないの?」と疑ってしまうような写真と実物との格差に、お客としては絶対に来ないと思うのは当然の流れかもしれませんね。
もう二度と行きたくないと思われるのは、基本的にお店側の責任です。
ですが、従業員として働く方にとってどうしようもないことはあります。
「知らぬが仏」という言葉があるように、行く店の1つひとつの裏側を調査しようとしてしまうと、歯止めが利かなくなります。
内情を知り過ぎないということも飲食店を利用する上では重要なのかもしれませんね。