パン屋に就職した場合(正社員)の待遇
パン屋の年収・月収
パン屋の月給は一般的に15~22万円ほど。店長クラスになると18~25万円ほどになります。一般社員の年収は200万円前後です。店長クラスであれば230~300万円が目指せます。
1日の労働時間
パン屋の労働時間はシフトによって異なります。
パン屋の労働時間例
・朝担当 ……… 5~18時
・昼担当 ……… 8~20時
・夜担当 ……… 10~22時(夜の営業がある場合は)
労働時間は平均して約9~12時間で、休憩が1時間という場合が一般的。8時間を超える場合は、残業代として給与に加算される場合もありますが、お店の条件により異なります。
労働時間は長めです。パン屋は朝7時から営業しているお店が多く、仕込み担当であれば早朝4~5時出勤となります。個人経営のパン屋であれば朝から夕方まで営業となりますが、チェーン店では22時までと、夜も営業しているお店もあります。そのため、お店によっては働く時間が変動しやすいという特徴があります。
休日
休日は8~9日が一般的です。定休日があるパン屋であれば、休みが固定されます。定休日の無いカフェであれば、シフト制になるので不定休となります。
パン屋(就職)の仕事内容
テイクアウトのみのパン屋
・パンの販売
・パンの陳列
・レジ
・レジや陳列棚の掃除
・パンの製造・仕込み
・在庫の確認
・窯の温度管理
・キッチンの清掃
イートインがあるパン屋
・パンの販売
・パンの陳列
・レジ
・ドリンクの提供
・ホール、レジ、陳列棚の掃除
・パンの製造・仕込み
・在庫の確認
・窯の温度管理
・キッチンの清掃
パン屋の仕事内容は、パンの製造と販売に分かれます。お店によってはイートインコーナーが併設されている場合もあるので、その場合はホール業務もあります。
社員の仕事に含まれるもの
・シフト作成
・ミーティングの資料作成
・研修などマネジメント業務
・売上管理
・売上達成率やサービス改善案などの店舗改善業務
・新メニューの開発
社員には、アルバイトも含めて行うパン屋の一般業務に加えて、店舗オペレーションやマネジメント業務が加わります。シフト作成やミーティングの資料作りは時間外労働となることもあります。新メニュー開発は、パンの製造を学びたい人や、将来オリジナルメニューを作りたい人にとって腕の見せ所となるでしょう。
パン屋に就職をするにはどうすれば良い?
パン屋に就職するには、2つの方法があります。
専門学校に行き、就職する
パン職人は、学歴や特別な資格がなくてもなれます。しかし高校卒業後いきなり、就職するよりも勉強してから就職した方が良い場合もあります。なぜなら学校が就職先を紹介してくれる場合があるからです。加えて学校に通っている間に就職先(お店)を吟味できます。他にもパンの知識や資格についてや、将来開業するのに必要なお金、計画について学べます。
アルバイトから経験を積み、就職する
お店によっては、アルバイトから正社員雇用している場合もあるので、パン屋でアルバイトをしてそのまま就職できる場合もあります。しかし、そのお店が時期によっては、アルバイトを募集していない可能性もあります。その場合は、他のお店を探さなければなりません。しっかりと経験を積んでいれば、就職できる可能性はあります。
パン職人になるには資格が必要?
もし将来お店を開業したいのであれば必要に応じて「菓子製造業許可」や「飲食店営業許可」「食品衛生責任者」の資格を取得しておけば役に立つかもしれません。
他にも「パン製造技能士」という資格があります。この資格は世界で通用するパン職人であると認められる資格です。パン製造技能士は、ペーパーテストの他に実務経験と実技試験があります。そのため、パン職人になるために目指す資格というよりも、将来的にキャリアアップや海外進出を目指したい方が取得する資格です。
パン屋の仕事はきつい?
パン屋で働く人の口コミをご紹介します。
出典:ヤフー知恵袋「パン屋の製造のバイトはハードですか?」
(中略)大変だと思う事は…
製造の場合どのパンにどのクリームを入れるか、どのパンは何分焼く(で揚げる)か、などそれぞれの製造を覚えるのに苦労します。
出典:ヤフー知恵袋「パン屋でバイトをしたい」
パン屋の仕事では体力面での苦労が多いという口コミが見られました。また製造スタッフは窯や油の前にいることが多いので熱いという口コミが。パンをこねるのにも力が必要です。そのため体力に自信のある方におススメの職業です。
パン屋で就職を目指すならアルバイトを一度してみては?
パン職人を目指すのであれば一度アルバイトをしてみるのがおススメです。なぜならアルバイトを通じて仕事内容を実感できるからです。仕事の忙しさやきつさ、環境を体感できます。本当にパン屋の仕事が好きなのかどうかも、実際の仕事を通じて判断すれば、間違いありません。
お店によっては高校生や専門学生も採用しています。ぜひ一度、パン屋バイトをしてみて下いね!