その不調の原因、枕にあるかもしれません
生活環境が変わったり、仕事が忙しい時こそしっかり取りたいのが、睡眠です。質のいい睡眠は疲労を回復させるだけでなく、ストレスを解消し、体の成長を促進・老化を抑止したりと、良いことづくめの効果をもたらします。けれど、「睡眠時間は取っているのに、なんだかぐっすり眠れない」「肩こりや頭痛が治らない」「朝起きると肩や首筋がだるい」そんな人、多いのでは? 食事に気を付けたり運動をしたりしているのに改善されないという方、枕を換えてみてはどうでしょうか?
”ちょうどいい”高さってどのくらい?
枕は高すぎても低すぎてもいけません。理想的なのは普通に立っている時と同じ状態で仰向けに寝ることです。枕が高すぎるとうつむいた状態に、低すぎると顎を上げて立っている状態になります。うつむいた状態で立っていたり、上を向いた状態でいると首が疲れますよね。眠っている時も同じです。ごく自然な形で、脊髄骨の上部に、立っている時と同様にゆるやかなS字のカーブを持たせることが必要なのです。
香りやカバーを変えて気分転換!
また、香りを工夫するのも良いアイデアです。枕にハーブをしのばせたり素材に桧を使ったり。それから、まくらカバーの肌触りも意外と重要なポイントです。カバーを選ぶときに、素材に気を付けてみてはいかがでしょうか。もっとも一般的な素材は平織りの「綿」ですが、洗い立てのタオルの肌触りが好き、という方は「綿パイル」、敏感肌にもさらさらとして優しい「綿ガーゼ」、汗を吸ってもすぐに乾いてべとつかず夏にぴったりな「麻」、速乾性・ストレッチ力が魅力の「綿×ポリエステル」、冬場なら起毛していて肌あたりのやわらかい「ベロア」「ネル」などなど、多種多様です。安かったから、というのも大切ですが、好みや気温に合わせて寝具にこだわってみるのも、意義のある「ぜいたく」ではないでしょうか!
「最近快眠してないなぁ」と思う方、枕のことを少し考えてみてはどうでしょう。