まとまったお金がもらえるボーナスは労働者にとって非常に魅力的です。しかし「前の職場ではもらっていたけれど、今の職場ではもらっていない」などのように、支給基準や金額について疑問を抱いたことはないでしょうか。
またボーナスは正社員に支給されるイメージがありますが、アルバイトでももらえるのでしょうか。
今回は飲食店アルバイトとボーナスについてご説明致します。
ボーナス支給の有無は会社(お店)による
ボーナスの支給基準は法律により決まっているものではありません。そのため各飲食店が会社ごとに定めている賃金規程、賞与規程などの定めにしたがい行います。
そのお店の規定により、勤続年数や売り上げに貢献したかなどの考課を経て、金額が決まることが多いようです。もちろん、頑張りに限らず一律で支給額が決まっているというところもあるでしょう。
リーダー格の人だけにボーナスが出るなどの会社もありますが、これは違法なことではありません。ボーナスに関しては支給の有無も金額の多寡も会社の裁量により決まるということです。
アルバイトでもボーナスはもらえる?
ボーナスはアルバイトだからもらえないということもないですし、正社員だから必ずもらえるということもありません。
そもそもボーナスの支給ですが、労働基準法等で定められているわけではないので、ボーナスを出す、出さないなどは、完全に会社次第です。
ただ、アルバイトにボーナスを支給することを求人情報に明記している会社はかなり少ないでしょう。これはもちろん飲食店がそうという訳ではなく、全体的な傾向です。
ただ会社の業績向上など条件次第ではありますが、臨時ボーナスがアルバイトにも出ることはあります。気になる場合は、人事担当者や責任者に一度問い合わせてみても良いでしょう。
ボーナスの支給額について
アルバイトならばボーナスはもらえるだけでラッキーというのが実情です。しかしながらどうしても支給額の基準などが気になります。
こちらは前述のとおり、会社の裁量次第。基準などはなく、多いところでは10万円近い金額がポンと出るところもあります。しかし少ない職場ですと、数百円~数千円と、気持ち程度ということもあります。
ボーナスの支給時期
支給時期も会社によってさまざまで、社員と同じ時期に支給されることもあれば、繁忙期や決算の後に出る場合もあります。
資格取得時の一時金、リーダー昇格時の特別手当などを設定し、従業員のやる気を引き出そうとしている職場もあります。
扶養の範囲で働く方は支給額に注意を
扶養の範囲で働いている場合、アルバイト収入が年間103万を超えると所得税がかかります。
ボーナスも年収に加算されるので、ボーナスをもらった結果、税金が増えてしまいマイナスになってしまうことがあります。
但し、学生の場合は、年末調整か確定申告で勤労学生控除を申請すれば、アルバイト収入130万までは所得税がかからないようになります。こちら忘れずに申請するようにして下さい。
ただ申請したとしても自分自身の収入に対して税金は課せられないものの、親側が扶養控除を受けられなくなることで、増税になる点は注意が必要です。
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まとめ
飲食店アルバイトとボーナスについてご説明しました。
アルバイトのボーナスは出ることが稀で、裁量は会社によって異なるということが分かって頂けたかと思います。
扶養内で働いている学生の方は、予想外のボーナスが思わぬ損となることもあるので、気を付けるようにしましょう。