ブームをつくるのではなく、文化に寄り添っていきたい

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「なんでもある居酒屋」から「特別な逸品がある居酒屋」へ

低価格競争が叫ばれる昨今、全く逆の高級魚と朝〆に特化し、店舗を急展開させている「俺の魚を食ってみろ!!」。新宿にも大型店も出店し、規模の拡大が続く。

「はじめに社長の小林徳馬と考えた方向性は、海のものから山のものまで、何を食べても100％旨いと思える高級食材を取りそろえた飲食店だったんですね。(中略) でも、実際にお店をやってみると、お客さまの反応がそれほどでもない。 (中略) そこで大きく行き詰まってしまいました」
～(中略)～
「(中略)突き詰めた結果、他のすべてを捨てて、高級魚と朝〆でいこうと決めたんです。それが『俺の魚を食ってみろ!!』のはじまりでした」

出典：リーダーに聞け！

コストダウンに積極的。全ては魚の品質とコスパのために

店舗は以前展開していた居酒屋空間をそのままコンクリートブロックむき出しのまま、必要最低限の設備のみで展開。メニュー、壁面のデザインはスタッフに、宣伝は口コミで賄っている。

店づくりに関わる他の要素は徹底したコストダウンがはかられているのだ。
「すべては魚の品質のためです。『なんでもある居酒屋』から『特別な逸品がある居酒屋』へと大きく舵を切った以上、たとえ原価割れ覚悟でもメニューの品質だけは妥協できません。それがすべてのコストダウンへとつながっているのです。(中略)」

出典：リーダーに聞け！

業態のスタイルで、デフレ時代の終焉を模索

低価格で高パフォーマンスを求めるデフレに対応した飲食店も多い。しかし、この会社は真逆を目指している。

最高品質の高級魚と朝〆を、遮るものがない見晴らしのいい空間で愉しんでいただくというスタイルだ。
「私たちはブームをつくるのではなく、文化に寄り添っていきたいと思っています。文化に向き合い、高めていきながら、食材の品質と、驚くほどのコストパフォーマンスの良さを追求していきたいですね。(中略)」

出典：リーダーに聞け！

お店情報

株式会社 BC＆BF