接客業で知っておくと便利な英語と使い方
円安やオリンピック招致の影響で、海外から旅行に来る人が増えています。
皆様のお店にも、海外のお客様が訪れたことはありませんか? そんなとき、英語が話せないと困るかもしれません。
今回は飲食店で働く人が覚えておくと便利な英語フレーズをご紹介します。
入店した時の便利フレーズ
・いらっしゃいませ
英語で「いらっしゃいませ」を直訳すると「Welcome」になります。しかし、レストランでこれを使うのは不自然です。海外では「Good evening」などの時制の挨拶、もしくは「What can I do for you, today?」「May I help you?」と言うのが一般的です。
・何名様でしょうか?
丁寧な言い方ならば「How many (people) are there?」が良いでしょう。カジュアルなお店でしたら「How many (persons)?」という言い方でも問題ありません。
また、その際に「No Smoking or Smoking?」か「Do you smoke?」と聞いて喫煙席の利用可どうかを確認しましょう。
・満席ですので少々お待ちください
ピーク時の来店には満席であることや時間がかかることをお伝えしなければなりません。「I am so sorry, there is no table available now. We will have to ask you to wait.」「I’m so sorry, we are completely full. Please wait a moment here.」という言い方がメジャーです。
覚えるのが少し難しいようでしたら「I’m so sorry , there is no seats(the seats are all full) now.」でも通じます。
その後「Could you wait about ○○(待ち時間) minutes , please?」と言ってどれほど時間がかかるのか教えてあげましょう。
案内と注文時に使うフレーズ
・こちらへどうぞ
お客様を案内するときは「This way please.」というフレーズを使います。もしも待たせていたのならその前に「Thank you for waiting.」を付けましょう。
そして席に着いたお客様にメニューを渡すときは「Here’s your menu」と言います。
・ご注文はおきまりですか?
注文を取るときは「Are you ready to order?」と聞きます。また、先にドリンクだけ聞く場合は「What can I get you to drink?」というフレーズを使いましょう。
お客様の方からドリンクを注文された場合は食前か食後かを聞くことになります。その際は「Before the meal? Or after the meal?」と聞きます。
・こちらがおすすめです
海外のお客様の中には日本語のメニューが読めない方もいます。そのような場合はオススメを聞かれるので、「Here are today’s( monthly もしくは weekly) special.」と答えましょう。
料理の提供と食事中に使うフレーズ
・おまたせしました。(料理名)です。
海外の場合、料理を提供するときに料理名を言うことが主流です。「Green salad!」といった具合になります。少し丁寧な言い方をしたいなら「Here you go.」と添えましょう。また、去り際に「Enjoy your dinner(lunch もしくは breakfast).」と添えるとさらに丁寧です。
・お皿をお下げしてもよろしいですか?
お客様の食事が終わったようでしたらお皿を下げに行きましょう。このとき使うフレーズは「Excuse me, May I take your plate?」「May I (Shall I) take these dishes (glasses) ?」です。
また、お皿を下げる際には追加の注文は無いか聞くと親切です。「Will there be anything else?」「Would you like some more (料理名)?」がフレーズになります。難しいようでしたら「Do you want anything else?」でも通じます。
会計時に使うフレーズ
・合計で○○になります
「The total is ○○yen, please.」もしくはレシートやレジの金額を見せながら「This is the total」と言いましょう。
・支払いはカードになさいますか?
海外の方、とくに英語圏の方は現金よりもカードを持ち歩くことが主流になっています。そのためカードを使ったやりとりも英語でできるようになると便利です。「Would you like to pay by cash or card?」がメジャーなフレーズですが、難しいようなら「cash or card?」でも通じます。
・レシートとおつりのお返しです
現金払いの場合、ちょうどの値段をもらった場合は「Here’s your receipt. Thank you very much」で大丈夫です。おつりが発生する場合は「receipt」の前に「and change」を付けましょう。
以上が飲食店で使われる基本的な英語です。ぜひ覚えて、海外のお客様をおもてなししましょう。