もんじゃの成り立ち
出典:RETRIP
1819年「北斎漫画」に〈文字焼き〉の挿絵があったようで、この時代には既に江戸にもんじゃ焼きに近いものがあったとされています。下町の人には馴染みの「もんじゃ焼き」は東京のお好み焼きで、普段に食べているお好み焼きの前身とも言われています。
もんじゃ焼きの由来
その昔、勉学の和紙を使える子供達は一握りでした。そこで和紙の使えない子供たちは、うどん粉を水で溶き、鉄板の上で文字を書いて学んだとされています。その他にも、ヘラで文字を書くようにかき回しながら焼いたなどという諸説も「もんじゃ焼き」の由来と言われています。
「生地に文字がかけるほどゆるい」ということから「文字焼き」と呼ばれるようになり、その後、なまったものが「もんじゃ焼き」とされています。少量の粉で作ることができるので、戦後間もない頃、食料が不足していた時代には、お腹を満たすことのできるお菓子として非常に重宝したのです。
もんじゃ焼きの聖地・月島
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月島がもんじゃ焼きの聖地となった理由は多数ありますが。そのうちの一つをご紹介します。
埋立地だった月島はかつては工業地帯として多数の家族が移住し、子供たちをターゲットにした駄菓子屋も多数ありました。安価なもんじゃ焼きを作って子供たちに販売していたことが月島のもんじゃ焼き聖地としての歴史の始まりです。
月島のもんじゃ焼きで有名な店舗は多いですが、今回は中でも個性が際立つ店舗を2つピックアップしてみました。
「もんじゃ まぐろ家」。その名の通り、大きなまぐろがゴロゴロと中に入ったメニューが看板商品です。お刺身単体のメニューも扱っています。たくさんの有名人が来訪しているので、サインを見つけるのも楽しみですね。
洋風のおいしいもんじゃが堪能できるお店が「もんじゃ 蔵」。ホワイトソースが入った新感覚のもんじゃが有名です。なんとトッピングにはポテトチップもチョイスできます。
他にも都内にはもんじゃ焼きの名店が多数並んでいます。まだ知られていない個性派もんじゃ焼きを探してみるのも良いかもしれません。